ゆりどろ
瀬戸内町特産品販売組合

“ゆりどろ”は、奄美のことばで“寄り集まる所”の意。
人の寄り集まるこの場所は、不思議と笑顔と安らぎに満ちています。
ここへ来れないあなたにも、その安らぎをお裾分け。ここはゆりどろ、奄美の瀬戸内。

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第3回『与路島ソテツ群落

○与路島ソテツ群○

今年も残すところ1ヶ月を切り、暖かい気候に慣れた体に冷たい風が吹き、冬の到来を感じさせてくれています。この寒風の吹くなか、船から切り立った海岸線を見ると、回りの草木が冬支度をするなかで隆々と茂るソテツを見ることができます。特に与路島集落の裏側のソテツ群落は一見の価値があります。
 ソテツは現在では、盆栽として知られていますが、奄美では幹や実からデンプンをとる救荒植物でした。ソテツアヴィ(ソテツだけの粥)・シィンガィ(ソテツの粥に米粒がいくらかはいっている)などを作り食糧としていました。しかし、この美しいナリ(ソテツの実)もそのまま食べると毒性が強く、ひどい場合には死にいたってしまうほどです。戦争中に本土から奄美に来ていた兵隊の中には『これ程美しいものが食べられないはずはない』と勇敢にも食べたところ、一週間ぐらい咳・下痢の症状に悩まされ、ひどい目にあったという話もあります。またソテツは畑の土止め・境界として使われていましたが、畑と共にその姿が見えなくなり今では海岸線の他の植物の成育環境のよくないところで多く見られるようになりました。

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